●MovableType の RSS2.0 フィードで何を配信するか‐書き手のこだわり

FeedBurnerに移行した件について。 - Ogawa::Memoranda
徒波|RSS フィードを自分好みに調整

この辺を見ながらわからないなりに設定してみる。「 WWWC 的更新チェッカ+ヘッドライン」みたいなものという認識でまずはいろいろいじってみた。

フィードだけで読まれることには欠点が多い。 CSS や JavaScript が反映されないため、思い通りの表現が伝わるかどうか自信がない。いくらテキストメインのサイトだといっても、デザインや配色がまったく反映されないのはちょっと困る。チェッカ+ヘッドラインだとするならば、 RSS2.0 デフォルトのテンプレートに「続きを読む」当サイトのトップページ中央カラムの形、がいいのではないか。

しかし、 Bloglines を使い込むうちに考えが変化してきた。つまり、フィードと Bloglines だけで BlogReader として完結できることを感じてきたのだ。

自分自身ユーザースタイルシートを使ってデザインをいじるほど熱心ではないけれど、好きじゃないデザインというのは存在する。字が固定フォントで小さいサイト、フォントいじり・空改行連発サイト、配色が見づらいサイト、等等について実際にサイトを見に行かなくても(デザインを見なくても)文章を読むことが出来るというのは便利だ。他にもゴテゴテして重いサイト *1 についても、比較的軽く読むことが可能だ。さらにサーバ蓄積型の BlogReader なら当該サイトがサーバダウンしていても読むことが出来る *2

書き手の立場で考える。
他人のサイトは出来るだけ BlogReader で読みたいが、自分のサイトはヘッドライン配信でサイトに来て欲しい。

読み手の立場で考える。
ヘッドライン配信で見に行くのは、有名サイト・お気に入りサイト、だ。これらは更新チェッカの役割を果たすだけでいい。「読みたい」からだ。それ以外のサイトは更新チェッカに引っかかったからといって読みに行くだろうか。タイトルや概要がよっぽど興味を引けば別だが、それ以外の有象無象のタイトルと概要は斜め読みされれば良いほうだろう。同じ斜め読みなら、全文表示しても *3 大して労力は変わらない。


*1 : サーバが重いなら仕方ないが、後ろでワラワラ動いて重いサイトは…
*2 : もちろんデータ蓄積サーバに依存するので善し悪しではある
*3 : よほど長文でない限り

そもそもフィードをチェックするのはどんな人間だろうか。自分の興味関心必要に応じた検索で引っかかったサイトをとりあえず、で放り込むケースが多いのではないか。ガッチリ読み手はどのようなフィードを配信しても読みに来る。問題は潜在的読み手。「書き手のこだわり」と「潜在的読み手の利便性」とを天秤にかけた上で判断する必要がある。

上では全文配信の有用性 *4 を述べたが、概要配信 *5 を望む読み手ももちろんいるだろう。そのため、全文配信と概要配信の選択は読み手側で行うことが出来るのが望ましい。

当サイトでは「潜在的読み手の利便性」に比べたら「書き手のこだわり」なんてどうでもいいので、全文・概要ともに配信することにした。


*4 : 概要配信が潜在的読者を逃してしまうこと
*5 : エントリの前半部分ではなく本当の意味での概要 excerpt を配信すべき。ただ、すべきなのはわかるけど手間なんだよなあ。…というのはここでは措く。

長々と書いてきたが、現在の RSS2.0 テンプレートをば。自分で書いたわけではなく、あちこちのフィードからのつぎはぎなので元記事のリンクはなし。